ABAとは

ABAとは「Applied Behavior Analysis」の略で、日本語では 「応用行動分析学」です。
現在、アメリカやカナダの大部分の州では保険適応されているほど評価されています。
しかし、まだ日本では早期療育や支援の場にABAが広く深く浸透しているとは言えないのが現状です。

ABAの効果として有名なお話

1987年に発表されたアメリカUCLA大学のロヴァース博士の研究です。
2-3才の知的障害を伴う自閉症児19人に対し、週40時間以上のABAに基づくトレーニングを2年以上行ったところ、そのうち9人(47%) が、付き添いなしで小学校普通学級に入学したと発表しました。
このように、軽度または中度の知的遅れのある自閉症児の約半数近くが、ABA早期療育の結果、劇的に改善する可能性が示されました。

47%

ABAってどうやるの?

行動が起こる前後の様子を分析

行動の後に何が起こるかによって行動は増えたり減ったりします。
行動の後に良いことが起こると行動を繰り返す傾向があります。
反対に、行動の後に何も起こらないと行動は減る傾向があります。
この原理を応用し、望ましい行動を増やし、望ましくない行動は減らしていきます。